サラリーマン出世太閤記・完結篇 花婿部長No.1
シリーズ第5作。
木下秀吉は、課長昇進後初の早朝会議に出席した。開口一番輸出発展のため、国内向けと海外向けの二段生産を説き、左右田社長に不経済なりと一喝された。イラジスタン国の自動車バイヤー・アジャ・ババは秀吉を将軍ハッサンに紹介した。そこでニンニク料理を食べさせられた秀吉は、不覚にも婚約者エイ子にニンニクがもとで嫌われ社長にも仲人役を渋られた。アメリカのバイヤー、クラークを迎えに羽田に飛んだ秀吉は、男だと思いこんだのに実はミス・クラークで、ミス・クラークはとうの昔に東西自動車の輪出課長浅田に連れ去られた後だった。